2014年4月12日土曜日

オピネルのメンテナンス

今年1年愛用してきたオピネルのナイフであるが、グリップとブレードの継ぎ目の部分が錆びてきた。これを機会に分解して徹底的にメンテナンスすることにした。

最初に安全ロック部分を外す。金具のすき間にマイナスドライバーを入れて上にこじるようにすると簡単に外れる。 

次にブレードピンに釘を当てて金づちで叩いて抜く。叩くのは出っ張った方の反対側。これでブレードを外すことができる。 

外すとこんな感じになる。ブレードピンが少し曲がっているが大きな影響はない。ブレードの根元が錆びているのがわかる。

 ブレードがむき出しの状態では非常に危険。刃全体をビニールテープで覆ってから錆び落としをする。

砥石で錆びの部分を研ぎ落とす。思ったよりも錆びているので根気よく研ぐ。終了後、逆の工程で元通りに組み立てる。


荒めと細かめの砥石で刃全体を研いだ後、革砥で仕上げをする。ちなみに革砥は自作することにした。材料は手芸屋さんで買った皮の端切れ、ゴム板、両面テープ、金属研磨剤(ピカール)である。材料費は全部で1000円程度。

ゴム板の大きさに皮を切って両面テープで貼り付ける。この時、裏地の部分が表になるようにする。これで完成である。とても簡単にできる。

皮の表面にピカールを塗り付け、ナイフの刃を軽く滑らすようにして仕上げる。最後にブレードを水で軽く洗って完成である。

試し切りしてみると紙がスパッと切れる。革砥の仕上げでかなり良い感じになった。ちなみにカーボンスチールのオピネルはブレードとグリップの接続部分の汚れが落ちにくくとても錆びつきやすい。今後も定期的な分解掃除が必要かもしれない。

2 件のコメント:

  1. おっ^ ^
    いい具合に出来ましたね!
    刃こぼれとかない限り皮砥で十分ですよ。
    錆もピカールで磨けば綺麗になりますよ^ ^

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  2. 早来猟師さん、コメントどうもありがとうございます。
    教えていただいた方法でさっそく試してみました。ピカールはかなり効果的ですね。その名の通りピカピカになって切れ味も鋭くなりました。これからもまずは革砥でやってみようと思います。また色々と教えて下さいね。

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