2012年2月26日日曜日

モービル無線機の取り付け

山中で使用するためのハンディ無線機は持っているが、車に搭載する「モービル無線機」は持っていなかった。流し猟で仲間と連絡を取り合う際にはやはりモービルは必需品。つい先日、行きつけの無線機屋さんから「中古のいいのが入った」との連絡があり安く購入することができた。

機種はアイコムの「IC-2720」というもの。最大出力20Wで2バンド使用できる。アンテナは車庫入れの際に取り外しが簡単なマグネット式を購入した。結構強力なもので簡単には外れない。

アンテナからのケーブルを車内へ引きこむ。フロアーを這わせる形にしてカーペットの下を通す。

この機種はセパレート型なので本体とコントローラーを別々に設置することができる。本体は運転席と助手席の間のスペースに置くことにする。受信の音声は本体から聞こえる形なのでなるべく上の方に設置したいところである。

 説明書によると電源はバッテリーから直接取る形を推奨しているが、自力では難しいのでシガーライターのソケットから取ることにした。アンペア数としてはギリギリ何とかなりそうだ。2連ソケットのもう一つの方はレーダーである。

コントローラーは見やすい場所に設置。さっそく電源を入れてみるが、受信、送信ともに正常に動作し、表示部も大きくて見やすい。当面はハンディ機とあわせてこの体制でOK。来週から猟友会をあげてのエゾシカ大規模駆除作戦が始まる。無線の威力が試されるところである。

2012年2月4日土曜日

エゾシカセミナー

3日、南富良野町で開催されたエゾシカセミナーに参加した。はじめに町の担当者がご当地グルメにもなっている「なんぷエゾカツカレー」が商品化するまでの経過について説明。やはり地元の関係者一体となった取り組みが必要であることがわかった。

続いてエゾシカの人獣共通感染症のリスクについての講演。また、シカの衛生的な解体方法についてDVDによる説明があった。解体の方法は人によって様々だが、施設で吊り下げて解体する方が剥皮も早く衛生的とのこと。

エゾシカを使った料理の試食もあった。この日は出席者が予想以上に多く、あっという間に料理が無くなってしまい、残念ながら食べ損ねてしまった。

エゾシカ肉解体の実演。部位はもも肉。骨を外しながら「しんたま」などに切り分けていく。ナイフを入れる部分にはコツがあって、そこをなぞると簡単に外れる。

切り分けるとこんな感じ。これからさらに血や脂肪の塊を取り除いていくと1頭あたりから取れる肉の量は15kg程度。ちなみに骨はラーメンのスープになるとのこと。

場所を移動して町内にあるエゾシカ肉処理施設を見学する。見ての通り吊り下げて解体するためのウインチが設置されている。ここの代表曰く「エゾシカで儲けようとしても無理。あくまでも地元資源の有効活用という考え方でやっている」とのこと。

南富良野町では年間1000頭のエゾシカが捕獲されている。ただ獲るだけではなくそれをどう活用していくか、今回のセミナーは今後のエゾシカ対策のあり方について考える良い機会になったと思う。