2011年11月6日日曜日

猟銃等講習会

3月12日に札幌で開催が予定されている「猟銃等講習会」の申請に所轄の警察署に行く。猟銃の所持許可を得るための第一歩である。
玄関を入って「生活安全課」へ行く。担当官が本庁に連絡をとって当日の講習会の空き状況を確認している。定員に達した時点で受付終了とのことだったが、まだ空いているようで一安心。


申請に必要なものは顔写真2枚と印鑑。窓口で申請書を2枚記入する。なお、本籍地は今後の申請の基本になるものなので、正確に地番まで書くようにいわれる。
申請は20分ほどで終了。窓口の担当官の対応も親切だった。ちなみにこの講習会は9時30分~18時00分までの長丁場。おまけに講習会の最後には考査(試験)があり、これで落ちる人もいるらしい。

12日、猟銃所持の最初の関門となる「猟銃等講習会」に出席。会場は「かでる2・7」の9階で、受付時に受講料6800円を支払う。初心者対象の講習時間は9時30分から18時00分とかなりの長丁場である。

講習は「猟銃等取扱読本」に沿って進められる。警察担当官の話は銃砲所持に関して「こういうことはしてはいけません」「法律で決まっていますので」と終始こういった感じ。例えば自分の所持している銃を他人に持たせた人も、持った人も両方処罰の対象になる。正直堅い話ばかりだが、銃を持つのはこんなに厳しいものなんだぞ、それでも本当に持ちたいのか、ちゃんと考えろよということなんだと思う。

猟友会の方からも話がある。実際に自分の経験なども話してくれて参考になる。狩猟で実際に使われる弾丸にも触れることができた。一番右の緑の筒状のものが散弾銃の実包。手前はライフル銃弾である。弾頭の大きさや種類も色々ある。ちなみにこの猟友会の方は自分で火薬を詰めて実包を作っているとのこと。

左がライフル銃弾の「308」というタイプ。北海道にいる動物はほとんどこれで十分でクマも倒すことができるらしい。右は「マグナム弾」で威力は強いが、命中精度が多少落ちるとのこと。ちなみに北海道では鉛製弾頭は使用禁止であり、銅製弾頭の使用が義務付けられている。

講習終了後、17時00分から考査(試験)がある。制限時間は1時間。4択問題が20問出題され70点以上で合格とのこと。簡単だと聞いていたが結構難しい。時間一杯かかってやっと終了。20分後に結果が発表され何とか合格だったが、点数を聞くと75点でギリギリ合格したことがわかった。その場で「講習終了証明書」を受け取り、全て終わったのが18時30分。


第一関門は何とか突破したが、この後は警察での面接、家族や近隣住民等に対する身辺調査と続くことになる。あえて警察のお世話になるようなことを何で俺はやってるんだろうと思いつつ、疲れた体を引きずりながら帰途についた。

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